J. カバットジン(著)・春木豊(訳)『マインドフルネスストレス低減法』(2007年、北大路書房)

提唱者であるジョン・カバットジン自身による、マインドフルネスストレス低減法の解説書。
完全に一般向けに書かれており、実に読みやすく分かりやすい内容である。
内容はかなり濃く、単なる健康法ではなく、生き方について多くの示唆を与えてくれる。

前半部分は瞑想法の実践についての解説であり、後半部分はストレスや病気への接し方についての解説となっている。
長い本ではあるが、掲載されている瞑想法はシンプルで数が少なく、取り組みやすい。
座禅を組んだりする必要はなく、椅子に座ったり横になったりしてできる。
そもそも痛みに苦しんでいる人向けのものであり、身体に負担がかからないように作られている。
8週間のプログラムの進め方について具体的に解説されているので、迷ったりせずに取り組んでいくことができる。

僕はこれまで瞑想について全く知らなかったので、この本は実に勉強になった。
注意を集中して現在の心と体を観察するというのは、これまでしたことがない頭の使い方で新鮮である。
瞑想法というのはもっと難しいものだと思っていたが、この本の内容ならとてもやりやすく、続けていけそうだと思った。