J. カバットジン(著)、春木豊・菅村玄二(編訳)『4枚組のCDで実践する マインドフルネス瞑想ガイド』(2013年、北大路書房)

本として流通してはいるが、実質的に「薄い本つきのCD」である。
マインドフルネス瞑想のための長時間のガイド音声が4枚のCDに収録されている。

本の部分は、カバットジンが書いた「実践する心構え」についての解説と、訳者による短い解説である。
マインドフルネス瞑想の意味・やり方についてあまり書かれていないので、この本・CDのみで実践するのは無理がある。
マインドフルネスストレス低減法』のサポートとして用いることが前提となっていると言える。

このガイド音声はとても役に立つ。
『マインドフルネスストレス低減法』の解説を読んだだけでは、どのように瞑想を進めていけばいいのかがよく分からなかった。
45分にもわたる瞑想のやり方について、文章だけ読んでもピンとこなかった。
ガイド音声を聴くことで、瞑想の進め方の調子がやっと分かってきた。

しかし、ガイドを聴きながらやることにも問題があった。
ゆったりした調子のナレーションなので、眠くなってきて集中しづらくなる。
また、聴くことと注意集中の両方を並行してやることになるので、集中が難しくなってしまう。
これはけっこう難しい問題だけど、このように「うまくできないや」という葛藤もただ観察するだけというのがマインドフルネス瞑想なんだった。